“定年前”の準備は定年のタイミングの5年前には着手しておくことが、快適な老後につながるという。
「私も半年間だけ再雇用で働きましたが“やる気”を維持するのがとても大変でした。定年後も現役時とさほど変わらないイメージで働けると思われがちですが、役職から外れ、責任と自分の裁量でできる仕事の範囲が狭くなることが多いのです。そのような環境で5年も過ごしたら、ストレスがかかり、心身に悪影響を及ぼすことも。転職や起業をしたいのであれば、60歳はひとつのタイミングです。夫がやりたいことをしてもらったほうが家庭円満にもつながります」