新型コロナ発生から1年――。関連する経営破綻は1000件に達し、解雇された人の数は8万4883人(厚労省発表2/1時点)に上る。その波は正社員にも及び、東京商工リサーチの調査によれば、’20年に早期退職希望を募った企業は93社と前年比で2.6倍に増加。コロナを旗印に強行される組織改革で、サラリーマンの社内サバイバルは激化。中高年会社員が苦境に立たされている状況を、専門家に解説してもらった。
・約7割が「定年まで働けない」と回答。ジョブ型雇用で中高年会社員は苦境に
・コスト競争にさらされ続けた企業が、いよいよ人材を抱えられなくなっている