年を取っても働き続けることに、健康効果はあるのだろうか。
科学的な研究を見ると答えはどちらかと言えば「イエス」だが、はっきりと結論が出たわけではない。やりがいのある職(主に単純労働よりは頭を使う仕事)を見つけた人の間では特にその傾向が顕著だ。
引退が精神的な健康に与える短期的・長期的影響について研究している。彼によれば短期的には何の問題もないものの、仕事を辞めてから2〜3年経つとマイナスの影響が出てくるとみられるという。この点については、性別や教育水準、職業的バックグラウンドによる違いはなかった。