60歳以上の会社員100人に聞いた「働き続ける理由」。年金だけでは暮らしていけない。
最近は老後資金の準備に向けて、『W.P.P.』という老後資金に関する優先順位を表した概念が話題です。それぞれ『W:Work longer(できる限り長く働く)』『P:Public Pension(公的年金)』『P:Private Pension(私的年金)』を意味していますが、老後資金を蓄える上で最優先は、働いて手堅く所得を得ること。仮に公的年金だけで老後の生活費すべてを賄えずとも、働き続ければリスクヘッジになりますから。
これは現役時代と同水準で稼ぎ続けろというわけではない。
受給額が多少減ったとしても、公的年金が0円になることはありません。受け取る年金の目安は『ねんきん定期便』や『ねんきんネット』で確認を。また、退職金や企業年金は人事部などに聞けば教えてもらえます。公的年金、退職金、企業年金を合算し、足りない分は個人資産や働いて稼ぐという考え方が理想的です。