特にシニアおよび現役でご多忙なビジネスパーソンなど賢明なる読者諸氏にとっては、今こそ大学(院)を活用する絶好の好機である。三つの追い風、すなわち、(1)「働き方改革」、(2)「ウェブ会議」、(3)「少子化による大学(院)定員割れ」の風が吹いているからだ。
「高校時代、実は数学はできなかったが、日本史はかなり好きだった」とか、「大学時代に国際法の授業だけは、真剣に聴いた」などの知的自分史エピソードをお持ちではないだろうか。教科書で勉強を強制させられるのは、必ずしも愉しいものではない。
ところが、自分の好きなことなら寸暇を惜しんでガンガンできるのが人間というものだ。興味関心のある分野で、ちょっと専門性のある勉強から始めることをおススメしたい。