老後資金問題。貯めよう、貯めようと思ってもいつの間にか60歳に……。2、000万円なんてとても無理! と悩んでいるそこのあなたへ、専門家から現実的で確実な起死回生のご提案ですーー。
「今年4月、PGF生命が現在60歳の2、000人にアンケートを取ったところ、貯金が100万円以下が25%、つまりほぼゼロという人が4人に1人という衝撃の数字が出ました。昨年の同調査では20%で、ここ1年で5%も増えたことになります」
こう話すのは“年金のプロ”として老後資金の問題にくわしいファイナンシャルプランナーの長尾義弘さん。2年前、金融庁の市場ワーキング・グループが「老後資金は2、000万円が必要」と報告して話題になったが、2、000万円どころか、60歳世帯の4分の1が老後資金をほとんど用意できていないのが現実なのだ。
この老後貧乏に私たちはもう絶望するしかないのだろうか?