「定年後になって初めて、『居場所がある』ことの重要性に気づいた」。会社員として勤め上げて定年を迎えた人から、このような話をよく聞きます。「予定があることがいかに幸せか」。このような声もよく聞きます。「予定がないことは拷問のように辛い」と言う人すらいます。
離れてみて初めて、会社というコミュニティに所属していることの重要性に気づいたということでしょう。
「出世街道をひた走ってきた人より、そこから早期に脱落した人のほうが、幸せな定年後を過ごしていることが多い」というのは不思議なことではありません。おそらくその原因の1つはコミュニティだと思われます。