定年後のプランって考えていますか。「趣味をしたいな」「旅行に行こうかな」「なかなか会えなかった友人に会いたいな」「習い事でも始めてみようか」など、漠然と思い描いている人が多いと思います。
しかし、旅行に行くとしても、お金がかかります。趣味を優先するあまり、老後資金がなくなっては困ります。
「お金のプランニング」と「やりたいことのプランニング」を見比べ、バランスを取る必要があります。
でも、定年後はくらべものにならないほど長いのです。やりたいことが1か月で終わってしまったら、残りの時間はどうしますか。
定年後に必要なものは「きょういく」と「きょうよう」だそうです。これは「教育」と「教養」ではなく、「今日いくところ」と「今日、用事がある」ことです。
経済的な人生設計の大半を、企業が賄ってくれた時代はもう終わりました。自らの設計は自己責任においてすべきなのです。定年後も会社が面倒を見てくれると勘違いしているから、思考停止に陥ってしまうのかもしれません。その考えを早めに払拭することが必要です。定年後に生きがいを見つけないと、本当に「孤独な人生」になってしまいます。