「ぼくは2035年9月2日に、北関東で皆既日食を見てから老衰で死ぬ予定です(笑い)」
そう語るのは、気象予報士の森田正光さん(71才)。
「地球上にいろんな自然現象があるけど、地球を明るくする太陽が一瞬のうちに消える皆既日食よりも素晴らしい現象はないと思います。2035年の皆既日食は東京ではなく北関東でしか見られず、しかも天候次第では見られないかもしれない。それでも、ぼくは85才になる14年後まで絶対に生き延びて、最後の皆既日食を必ず見ます」(森田さん・以下同)
人生のゴールを定めた森田さんは、そこにたどり着くための準備を始めている。
「まず、健康寿命をどれだけ延ばすかを考えて、大好きだったお酒をやめました。昔は原稿を徹夜で書いていましたが、いまは睡眠時間を確保するために夜更かしもしません。さらに健康を維持するために万歩計を携帯して、毎日1万歩以上歩いています」