厚生労働省「令和2年 高年齢者の雇用状況(6月1日現在)」によると、「継続雇用制度の導入」を行った企業が約76%を占めています。定年制の廃止は約3%に過ぎません。
4分の3の企業は「希望者全員を65歳以上継続雇用」していますが、大企業に限っては56%に過ぎません。大企業でも「65歳定年」が増加しています。
「66歳以上が働ける制度のある企業」は33.4%、「70歳以上が働ける制度のある企業」は31.5%で、大企業・中小企業を問わず前年より3ポイント程度増加しています。
定年後再雇用された人の働きぶりに対して職場は、「(とても)戦力になっている」が65.7%と高く評価しています。「(とても)足手まとい」はわずか2.7%に過ぎません。これは働く高齢者にとって励みになるだけなく、企業が高齢者の活用に本腰を入れるきっかけになるのでは、と思います。