多い人で年に8週間ある有給休暇は、2カ月にも及ぶ長い夏休みに加えて、およそ2週間ずつ、年に4回ある子どもの学校の休暇にも合わせやすく、子育てとの両立を容易にします。子どもがらみの緊急の用事はもちろん、個人的な用事があったら仕事のスケジュールを調整できる融通の利きやすさが自由業に限られないのもフランスならでは。
休みが多いことで健康状態を良好に維持し、生活の質が改善されるのはいうまでもありませんが、ある程度まとまった休暇を取ることで、体調を整えるだけでなく、やる気やモチベーションも取り戻せる、といった声をよく聞きます。こうした自由度の高さや休暇の多さは、長い目で見れば仕事の効率化につながるのではないでしょうか。