アリストテレスは人間の究極目的は「エウダイモニア」だといった。私も「エウダイモニア」こそ人生の究極目的であり、かつ人生最高の幸せだと思っている。そして幸運にもその究極目的を見つけられた人は、もはや金や地位や名誉にはそれほど興味がなくなる。なぜならその何十倍も価値あるものを手に入れているからである。
では「エウダイモニア」とは何か。
日本語では単純に「幸福」と訳されることが多いが、より正確に訳すとすれば「人間のすべてのすぐれた特性と価値ある活動が充分にその真価を発揮するような人生」となる。
自分の持ち味を最大限発揮し、それを通して世の中の人に喜んでもらう、これこそが「エウダイモニア」であり人生最高の幸せなのである。