50歳という年齢には「魔物」が棲んでいる──。
高年齢者雇用安定法の改正で、希望者は65歳まで働けるようになり、70歳までの就業が視野に入ってきました。仮に50歳でのポテンシャルが100であるとすると、退職時は落ちても70ぐらいまでだろうから、「何とかなるだろう」というささやきがどこからか聞こえてきそうです。
実際、大企業で働く社員の9割は、定年後、再雇用を選ぶといわれています。同じ会社で働き続ける方がストレスもリスクも少ないとの判断のようですが、それは本当でしょうか。・・それを「魔物」だといいます。今の時代、その声に従った途端に「何とかならない」状況に陥ってしまうからです。