職や子の独立によって、仕事や家事・子育てといった「やらなければならない」ことではなく、「やりたいこと」に焦点が当たるようになり、それは、不自然で無理をする自分ではなく、本来の自分らしい言動を取り戻し、自分らしい暮らしぶりを獲得することにもつながる。
「現役時代の自分は、本来の自分ではない」。再評価段階は、自分がこれまでの人生のほとんどの期間において、課せられた役割を演じていたに過ぎないと自覚する。
本来の自分は、演技をする必要性がなくなって「やりたいことができる」ようになった解放段階を経て、まとめの段階に至ったときに初めて発見が可能になると言っています。