「役職定年」がつらい人、生きがい見つける人 元気で魅力的なのは“非エリート”の50代
彼らはなぜ生き生きとしているのか? それは「他人が用意した仕事で上にのぼろうという考えではない」からだ。
そこに競争は存在せず、満足できる結果、世界観をつくることに没頭できる。他人にハシゴを外されることもない。
もちろん、自営の商売にはシビアな面もあるが、戦う相手はいつも自分自身。すべて自分の糧になるのだから、つらいことも乗り越えられる。
ならば、エリートコースから外れた人も、今から副業にチャレンジしてほしい。小遣い稼ぎのためではなく「好き」や「得意」「やってみたい」の三拍子そろった副業でアイデンティティーを取り戻すのだ。
一生懸命打ち込んできた仕事や役職を「年齢」という理由だけで剥奪されるのは悔しいに違いない。しかし、これまでも理不尽なことをバネに成長してきたはずだ。役職定年を機に、会社とは別の「パラダイス」をつくってやる! と決意すれば、新たな生きがいが生まれるだろう。