年金だけでは暮らすことはできず、貯蓄もない……生活が困窮し、老後破綻に陥る高齢者。しかし破産に追い込まれるのは貧困に直面している人だけでなく、一見、生活に余裕のある元・エリートが老後破綻に至るケースも多いといいます。
一度上げた生活水準は下げるのが難しいもの。定年後も生活水準は50代のときのまま、というパターンが実に多いのです。子どもの教育に関する支出が減った分、生活水準を維持することはそれほど難しいことではないことも、生活のダウンサイズが進まない一因です。