ジムなんてなかった30年以上前から日課として運動を行い、いまはパーソナルトレーナーについて週3回必ずジムに通っています。その継続が結果的に若々しいと言ってもらえることにつながっているのかもしれません。
僕は50代後半にさしかかった頃、どんな60代にしようか考え始めたんです。会社員なら定年退職を迎える頃だけど、僕にはそれがないし、逆にこれまでの蓄積をステップにゼロからつくりあげることもできるなと思ったんです。
 でも、よく言われる「第二の人生」という言葉は、僕には違うと思いました。だって、60歳になったから、会社を定年退職したからといって、その人の人生がそこで完全にリセットされるわけではないですよね。
僕はこれまで自分がずっとやってきたことを生かしてやっていくことで、僕の人生を大事に歩んでいきたいと思って、「黄金の60代」というフレーズを掲げました。
年齢って、考えると顔に出るんですよ。たとえば、ファッションでも「これちょっと派手じゃないの?」と思いながら着ていると、まわりからも「派手だよね」と言われます。でも「派手でいいよね」と思って着ていると、まわりからも「派手でいいですね」と言われます。