やらなかったことを悔やむ気持ちは、なすすべがない分、やったことを悔やむ気持ちよりつらい。特に年を重ねるにつれて、人は「行動したこと」よりも、「行動しなかったこと」に対する後悔の念にさいなまれるようになる。
人生をより良くするには、「何を後悔すべきか」がカギだ。
そのうち忘れてしまう。人生にとって何が重要な決断になるのかを見極めるコツは、10年後の自分に問いかけることだ。2032年の自分を想定し、今、どのような決断をすれば10年後に後悔しないで済むか、を考えるのだ。
より幸せな人生を送るには、後悔から目を背けてはいけない。だが逆に、後悔という感情に埋没してもいけない。後悔と対峙し、後悔から学び、後悔をバネにして将来の成長につなげていく。そして、自分の人生にとって大切な後悔にフォーカスし、それ以外は思いわずらわないことも大切だ。