「深い知識を要する仕事を継続できるのは、実際のところ1日5時間までという証拠もある。ほとんどの人間の限界はその辺りだ」
最新の職場では5時間の集中でも難しいということになる。
2022年にAsanaが実施した1万人以上の知識労働者に対する調査では、専門職の通常勤務時間の58%が小さなタスクや事務作業に充てられていることがわかった。特殊技能を要する仕事に集中できる時間は全体の33%であり、主な戦略的目標の達成に向けた作業時間は全体のわずか9%だという。
「基本的に、週休3日制はすでに実現していると言える。時間を浪費する多数の作業に埋没しているだけだ」「それらを一掃できるなら、多くの組織が週休3日制の導入の大部分を達成できるだろう」
「パーキンソンの法則」とは、「仕事はその完了のために使える時間いっぱいまで膨張する」というもの。従業員に対して30分しかかからない仕事のために1時間を与えれば、長引かせるか、仕事を何重にも複雑化するかして、完了までに1時間丸々使うことになるという。