グラットン氏は「現在10歳の日本人の半分は107歳まで生きる」と予測するが、多くの人は100歳まで生きる前に「資産寿命」が先に尽きてしまうという。
従来の働き方や社会の形は今後機能しないとした上で、老後に必要な資金を確保するために「今よりも長く働き続けること」が必要で、「80歳まで働く時代が近い将来訪れる」という。
今の仕事・会社に誇りはあるが、仕事が楽しくない」という日本人が多いことにも触れ、「高度成長期のようにカネ・モノ・名誉といった長続きしない幸せではなく、長続きする幸せを自覚」することを提唱している。