“積極的に出世をしたくない人“はかなり幸せである。社内外の評価や報酬のためにプレッシャーと対峙(たいじ)するよりも、自分のやりたいことだけをやっていた方がよいと割り切れるからだ。
60歳定年時代ならトータル40年程度の時間軸で考え、およそ20年で“勝ち組”に入り、後半15年で仕上げて、最後の5年はのんびりするといった人生設計でよかった。ただ、これからは80歳くらいまで現役なのだとして、60年くらいは働くのである。
これまでの成功法則の時間軸とは明らかに異なるから、その戦略も違うものであってよいのだ。