なかには、計画的に資産形成を進め、定年後に働かないことに不安はない、という人もいるでしょう。内閣府『令和4年版高齢社会白書』によると、要介護者を介護する人で、「同居する配偶者」23.8%に続き多いのが「同居する子」で20.7%。さらに7.5%が「子の配偶者」と、家族総出で親の介護にあたる生活に。
定年後に立ちはだかる「親の介護問題」。懸念となる介護費用については、大半が自身(親)の年金や貯蓄を充てるとしているので、金銭的な負担はそれほどないでしょう。ただ夢に描いていた悠々自適な老後生活は諦めるしかなくなるでしょう。