「50歳代で金融資産なしは28.4%、3000万円以上は10.5%。60歳代で金融資産なしは23.1%で3000万円以上は19.2%です。定年退職を経て大きな金額を手にした世帯と、そうでない世帯の差は鮮明です。
今後セカンドライフを迎える世代では、すでに終身雇用制度が崩壊しているため、前の世代ほど多額な退職金は受け取れないでしょう。
将来は、全体的に貯蓄額が低くなるか、より貧富の差が大きくなると見られます。
かつての老後生活は、年金を軸に設計されていました。
しかし、現時点で受給年齢の引き上げや受給金額の調整が行われており、今後は年金を軸にした生活設計はできなくなるでしょう。
従来の悠々自適なセカンドライフは過去のものとなり、今後は働く喜びを感じつつ老後生活を送るスタイルにシフトしていくのではないでしょうか。