「死ぬ時に最もたくさんお金を持っている」というのはどうやら正しいようです。
このお金を、生きて元気なうちに使っていれば、どんなに幸せだったろうかということを考えるべきだ・・
ではなぜ、多くの人がやりたいことを犠牲にしてまで、お金を貯め、増やし続けるのでしょうか。
それはやはり・・「老後不安」というナラティブがあるからです。人間の行動を強く促す要因には・・中でも「恐怖」の力は大きいといえます。
ただ、仮に90歳までに持っているお金を全部使ってしまったとしても、公的年金は死ぬまで支給されます。私の経験上、年を取るほどお金は使わなくなりますから、同じ年金額で支給されるのであれば、たとえ何歳まで長生きしようと生活に困ることはないでしょう。
人間は「死」を意識した時に、人生で本当に大切なものは何だったのかということに気が付くのだそうです。
・・その多くは、「自分のやりたいことをもっとしておけばよかった」「もっと人とのつながりを大切にしておけばよかった」ということです。