自律的な学びは圧倒的に少ない。社外学習機会に関する国際調査を見ると、日本だけが何もしていない人の割合が5割を超えています。他の先進国は多くて2割程度です。日本人は圧倒的に学習意欲がなく、学びの習慣が付いていません。
主観的に「なぜ学んでいないのか」を尋ねてもバイアスがかかった答えしか返ってこない。「忙しいから」などと言い訳を探すに決まっているわけです。実は学ばない理由に「特にない」「どれも該当しない」といった選択肢を用意するとそれが一番多くなります。「なんとなく学ばない」のが実態です。労働時間の長短は関係ありません。
企業が組織として、しくみとして、個人のやる気に頼らずに取り組むように仕向けていくしかありません。