定年後の生活を意識し始めるものの、自分の将来を考える時は、自由な生活への期待と見えにくい未来への不安に心揺れています。まさに未成年のように不安定な心情で未来を探る世代である。それが「未定年」というネーミングの由来です。
もはや親世代と同じように老後を国の庇護の下、のんびり暮らすことはできなくなりました。
そんな厳しい時代の潮目にもかかわらず、いまの「未定年」にはロールモデルが見当たらない。それどころか超高齢化社会において、いまの50代は自らが先駆者となって、後進にロールモデルを示す立場となりました。
では、「未定年」は厳しい潮目に立ちすくみ、途方に暮れるしかないのでしょうか。「未定年」の背中を押し、希望の光となる社会現象も生まれています。
希望の光・その1は、副業解禁の流れ。
希望の光・その2は、「学び直し」や「リスキリング」に対する国や企業の支援が盛り上がりはじめたこと。