会社でのラスト5年は完全に“窓際族”でしたが、退職金や米国株投資で定年後の生活にメドがつき、38年働いた会社を60歳で辞めました。企業型DCの運用方針を変えたのが特に大きかったですね。
会社が企業型DCに替わり、’08年に『MSCI-KOKUSAIインデックス』に連動する投資信託での運用に切り替えたんです。日本以外の先進22か国の株価指数に連動する投信で、相場がよかったから当初の退職金が“ほぼ倍”になりました。会社員の老後資金づくりは、まずここから見直すべきだと思いますよ。
出世レースからは外れたし、再雇用など絶対にイヤでした。そもそも怠け者なので働きたくなくて、飲みに行かず’08年からは米国株投資に精を出していました。愛社精神もないので、入社してから買っていた自社株も売って米国株に。自社株のまま持つよりもよほど増えてくれましたよ。